HOME > INTERVIEW > NINGEN-DO INTERVIEW #001 KOTA MIYAMOTO 1/3

 

NINGEN-DO INTERVIEW #001

 ”KOTA MIYAMOTO Collage T-shirts collection” 
RELEASE INTERVIEW

1/3

宮本コータ(comix)へのインタビュー第1回目は、
今回制作したTシャツコレクションについて、
コラージュの制作過程を中心に話を聞いてみました。

※このインタビューは2015年12月のはじめから約一カ月半の間に、何度かの電話とメールで行ないました。 

"KOTA MIYAMOTO Collage T-shirt collection"

――今回の"KOTA MIYAMOTO Collage T-shirt collection"という企画は、僕の個人的な凡ミスからやることになりました。
 今回リリースする『大仏×深海魚(NDG-001A)』のコラージュは、白色ではなくキャメル色のボディにプリントされ過去に一度コータくん自らTシャツ化していて、めちゃくちゃお気に入りでよく着ていたんですが、なんと昨年無くしてしまったんですよね……。

(▲キャメル色のTシャツプリントされた大仏×深海魚Tシャツ) 

 言ってたねそれ(笑)。

――関西方面に遊びに行って、誰かの家に泊まった時に忘れたみたいで、その人から『忘れてるで!』って電話でわざわざ連絡をもらったにも関わらず、それが誰なのかすら覚えてないという自分でも信じられない感じなんですが……。
  で、今回もう一度作ってもらえないかなと思って、それならその他のコラージュも一緒にどうだろうかと提案させてもらったわけでありますが、元々『大仏×深海魚』のTシャツは自分で作って販売してたんですよね。

 そう。コラージュをやってて初めて独自のものができたかなと思って。Tシャツにしよう、と。
 当時は旅灯展(リョトウテン/※)とか結構やっていて、照明よりももう少し手頃な値段のものもグッズとして置いておこうと思って30枚くらい作ったのかな。     
  他にも雑貨屋とかTシャツサイト「YONPO」で販売したりしてた。

――それまではコラージュはやってなかったんですね? 
 旅灯展の方でも和紙にコラージュをプリントした照明作品を見たことがあるのですが。
 

(▲宮本コータが制作した旅灯展のランプシェード)

※旅灯展
バンド活動と並行して06年より札幌を中心にカフェやバーなどで灯りの展覧会を開く活動を開始。
制作した一点もののランプシェード/照明器具を販売することはもちろん、飲食店の照明プロデュースや受注制作も行なっている。
旅灯展ブログにてその他の作品も見れます>>>http://kotamiyamoto.blog79.fc2.com/

 ここまでたくさんの素材を一つの絵に仕上げるってのはなかったと思う。フライヤーとか簡単なデザインで素材をイジッたりとかはあったけど。
 当時パソコンを手に入れてすぐフォトショップにハマっちゃってさ。画材もいらないしすぐやり直せるし、便利さが楽しかったね。ただ苦戦したのは、やっぱりパソコンで作った感が出ちゃうとこで、やっぱ昔の手作業で切り貼りしてる作品よりも安っぽくなっちゃう。それを細かく微調整したりしてると結局すごくアナログな作業になってくんだけどね。俺いまだにイラストレーターも使えないしフォトショップも決まった機能しか使えないんだ。だからすごく時間がかかるよ。

――コータくんは絵は描かないの?

 しばらく描いてないね。描写とか模様を描いたりするのは得意だけど、自分でそんなに良いとは思わないな。comixのフライヤーも最初は手書きだったけど、やっぱdEm(※)とかにはかなわないしね。昔はバスキアとか好きだったよ。

※dEm
札幌で活動するウルトラハードコアMosomosOのVocal。
デング通信>>> URL_ http://dengudiary.exblog.jp/

――今回は過去にすでにフライヤーなどで形になっているコラージュを5種類Tシャツにしましたが、それぞれのコラージュについて話を聞かせてください。まずは先ほどから話に出続けている一番最初の作品『大仏×深海魚』からお願いします。

(▲NDG-001A『大仏×深海魚』)

 これは単純にめっちゃ深海魚にハマってたんだよね。comixでも『溺れる深海魚』って曲があるんだけど、凄い深海魚が好きで。さっき言ってた最初にTシャツを作ったときにブログで文章に書いたんだけど、とにかくハマってたんだ。

 ▼以下、旅灯展ブログ2007年11月25日の記事より転載

 "最近深海魚なんかにはまってまして。とんでもない形や色に、未知の宇宙や生命の力強さを感じた人は少なくないと思います。口も閉まんないくらい伸びた歯や、体長の何倍もある触覚や手足、まるで子供の描いた絵のようなビジュアル、暗闇の発光体、その他諸々に、とにかくショックを受けました。こいつら深海で生きるって事に説得力ありすぎです。そんな深海魚達をコラージュして遊んでたら、大仏になりました。"

――あっ、最初から大仏にしようと思って作ったわけじゃないんですね?

 そう、思ってなかった。これはね、丸い形の深海魚が何種類かいて、それで”奈良の大仏の頭”が思い浮かんだんだよね。それで両肩にある、コイツなんだよね。


(▲奈良の大仏の頭)


(▲コイツ)

――……、どういうこと(笑)?

 いや(笑)、コイツが肩にハマって、『あ、コレでイケる!』と思って。コラージュ作るときは最近だったら先にアイデアがあって、何かを作るってのを決めて、何をハメこんでいこうかって思って試すんだけど、全然うまくハマんなくて途中で止めることが多いんだよね。で、『大仏×深海魚』に関しては決めて作ってなかったけどハマったんだよ。このコラージュが"溺れる深海魚"っていうcomix企画の時のフライヤーになったんだよね。"溺れる深海魚"っていうcomixの曲は、企画のあとに曲になったんだよ。

(▲comix企画『溺れる深海魚』ライヴフライヤー) 

――2作目が『内臓×カエル』なんですよね。

(▲NDG-001B『内臓×カエル』)

 そうそう、これはdEmと合作でフライヤーの裏表を2人で作ったんだよね。comixの企画のフライヤーだったんだけど、この内臓以外の身体の部分は同じで、内臓部分だけそれぞれ好きに作ろうってなったんだよね。今見るとdEmのも凄いわ。

(▲comix企画『AMAZON』ライヴフライヤー)

――本当だ、これも凄いですね。これはこれでTシャツ作りたいくらい!!

 いいね。すごいよね。 

――なんで内臓をカエルに置き換えようと思ったんですか?

 これも、深海魚と一緒で、俺、カラフルな生き物とか植物とか素材にするのが好きで。なんかで見たんだと思うんだよね、いろんな色したカエルをね。だからカエルの形よりも発色の良さが気に入った。こんなに色あるなら面白そう!みたいな。その次の『月×蛇』の蛇もそうなんだよね。 

(▲NDG-001C『月×蛇』) 

 (▲comix企画『AMAZON2』ライヴフライヤー) 

――『アインシュタイン×猿』は初のワンマンライヴの時のフライヤーに使われていたコラージュですよね。

(▲NDG-001D『アインシュタイン×猿』) 

 

(▲comix企画『コミックス ワンマンライブ』ライヴフライヤー) 

 そうだね。これはアインシュタインのあの有名な写真をモチーフにしようって決めてた。すごくいい写真だよね。あの人の語録集みたいの読んだんだけど、すごくピュアでユーモラスで、それでいて好奇心とか探究心がすごくて。「あー、猿が100匹くらい集まってアインシュタインになったら面白いな、、」って思ったの。

――『金魚×浮世絵』は東京で去年(2015年)にcomixが企画したAMAZON10のフライヤーですよね。

(▲NDG-001E『金魚×浮世絵』) 

 

(▲comix企画『AMAZON10』ライヴフライヤー) 

 これはね、企画に出てくれたバンド(HAT TRICKERS / ROCKET /  / SYAS)をイメージしてて、「あ、金魚とかいいな」と思ってさ。金魚の画像を色々見てたらすごくカッコいい形の金魚があって。素材はなんか日本の古い芸術とか文化みたいなのがいいなと思って。で、浮世絵でいこうと。

――今回は印刷する際になるべく大きくプリントをしようという話しになり、特大インクジェットプリンターでプリントをして作りましたが、完成した実物を見てどうでしたか?

 すごくいいよ! いやー、あんなにデカくできるなんて思ってなかった。インクジェットの染み込んだ感じもいいし。洗濯したらもっとよくなりそう!
 早く誰かがカッコ良く着てるのを見たいね。
 今度はTシャツ用にコラージュしてみたいな。あと違う色とか素材のシャツにプリントするとか。シャツじゃなくてもいいしね。

――そうですね! 特に決まりはないですし、何にでもだいたい刷れると思うのでやりましょうやりましょう。僕は仕事場のガラスに刷りたい、、、できないのかな? 誰かやってくれませんかね?
 
 

NEXT >>> ”KOTA MIYAMOTO Collage T-shirts collection” RELEASE INTERVIEW 2/3

 
 

KOTA MIYAMOTO
Collage T-shirt collection





 

NDG-001A 大仏×深海魚

NDG-001B 内臓×カエル

NDG-001C 月×蛇

NDG-001D アインシュタイン×猿

NDG-001E 金魚×浮世絵


HOME > INTERVIEW > NINGEN-DO INTERVIEW #001 KOTA MIYAMOTO 1/3