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NINGEN-DO INTERVIEW #003

 AZN 1st 7inch single
”勝手だね/風まかせ” 
RELEASE INTERVIEW

 度重なるトラブルで発売が延期となっていたAZN 1st 7inch single 『勝手だね/風まかせ』が2016年10月28日に発売決定!!
 レコードが間に合わないレコ発ライヴ企画
10.8@中野moonstep『JUNK POT vol.2』を目前に控えた9月某日深夜、
知典(Vo,Gu)、たか志(Ba)、生山ポロイ(Dr)の3人にインタビューを敢行!!
 今作のことはもちろん、前身バンドであるCHAOTIXやAZN結成時の話などを聞いてみました!

"AZN"

――まずは今回リリースする1st 7inch single『勝手だね/風まかせ』について、今作に込めた思いから教えてください。

知典:……う~ん、……思いかぁ~。思いというか、出す経緯になっちゃうんだけど、前のバンド(CHAOTIX)の時も人間堂から出してて(TANTRUMとCONSOCIO SENTENCIAとの3way spilit『ビーユナ(略称)』)、単独音源のリリースの話ももらっていた途中でCHAOTIXが活動停止になって、その時にヒラやんが『また新しいバンドやり始めたらすぐに報告して!』って話をしててさ、だから俺ら、正式に音源を出すんだったら、人間堂がよかったんだよね。最初のdemoは自分らでやってみた感じだったけど、最初の音源出して、ちょっと経ってから人間堂がオファーくれたじゃん。だからそれはやりたかったことだから、何としてもやりたかった。一緒にやりたかったんだよね。
たか志:ヒラやんとそういう話をして、バンド始めた時に"人間堂から出したいね"って話をしててさ、そうは言ってもどんな感じのバンドでも出してくれるってわけでもないしさ。それで出してくれるっていうのが嬉しかったし。
知典:出した理由というか、それはそういうのが一番大きいかもれない。前のバンドのことがあって、今回話をもらって。だから、聴いてもらいたいというよりかは、『よし、人間堂から出せる!』っていうのが俺らの思いだね。

――そう言ってもらえるのはめちゃくちゃ嬉しいけど、

知典:そのせいで後々困るんだろうけど(笑)。

――ハハハ……、それはほんともう、何も言い返せないすね、すでにもういろいろありすぎて……いやもうほんと、ここぞとばかりにドジっぷりを発揮してしまい、本当にすみませんでした(苦笑)。ちなみに今回の2曲は今年の2月にオファーを出して6月にレコーディングをしましたが、すでにもう新曲としてあったんですか?

知典:『勝手だね』はもう出来てたね、あそこまで詰めてはいなかったけど。もう一曲がやっぱ難航したのさ。
たか志:完成したのはレコーディングの前の日だもんね。

――demoに収録されている4曲とはまた違った雰囲気がありますよね。demoの音源は曲によってはゆっくりなリズムであったりでしたが、今回の2曲は両曲ともタイトなビートと言いますか、疾走系といいますか。

知典:歌詞があってそれぞれ言葉のリズムに合うようなイメージで作ってるから、あんまり曲に関しての括りみたいのは考えないで自由にやってる感じかな。基本的に好きなサウンドでやってるから。今回のは疾走系かもね、チャリ乗りながら聴くとちょいスピード上がるもん(笑)。

 

――今回は制作過程でトラブル続きでした。レコーディングも印刷もプレスも、本当に何かしらトラブルがありまして、結果残念ながら発売延期になってしまったのですが、その中で最後の最後にジャケットデザインで使用した"卍"が"ハーケンクロイツ"だと見なされて印刷できないというトラブルもありました。それはドイツの印刷工場とのやりとりの中でのことで、結局日本で刷ってもらっていま作業場で切って貼ってとしていますけど、確かに見る人が見ると"ハーケンクロイツ"に見間違える人もいるかと思いますが、なんだかなぁと。

たか志:確かに見間違える人もいるだろうね。あのコラージュは元の素材のままを使ってて、"卍"の部分はあの写真が持つ雰囲気と、"和"のイメージにも繋がるものがあったから、ナチスが使っていた"鉤十字"はそれで、それを意図してないものと混同させたくないというかね。

――先方に『"ハーケンクロイツ"じゃなく"卍"なんですがダメですか?』って言ってもダメでしたね。

たか志:ドイツで印刷するって聞いた時に、"卍"であろうがそれを連想させるようなものはダメだっていうのはなんとなく聞いたことがあったから、もしかしたらなって思ってたけどやっぱりって感じだったね。

――たか志くん、最初工場からNGが出たって言ったとき、『じゃあ、"卍"を消そうか』って言ってたよね。

たか志:うん、それは向こう(ドイツの印刷工場)の言ってることも理解できたから。自分たちは区別してても向こうじゃ区別できない人もいるからなんだろうし、そういうとこでは"卍"だとしてもそれを見るだけでいろんなことをフラッシュバックしちゃうような人もいるんじゃないかなとも思ったし。だからドイツで印刷するなら消すことも考えたんだよね。

――結局その後ジャケットは日本で作ることになり、デザインは変わらないことになりました。ちょっと脱線しますが、僕も前に某人とTシャツを作ろうと話になり、赤いTシャツに黒1色で限りなく大きく"鉤十字"をプリントしたいって提案をされて、まぁその人はただただシンプルに"鉤十字"のデザインが好きで、いろいろな歴史があったとしても"鉤十字"のデザインは何もしてないし悪くないと思うって考えで、その人が言ってることは理解できるけど、まったく笑えないというか、やっぱりダメなものはダメだなと作るのをやめてしまったことがあります。

たか志:あのマークのデザイン自体をそういった歴史のせいで無いモノにするっていうのもね。古くから"卍"を使ったデザインもあるわけだしさ。

――こういうことはまぁ、みんな考えることだと思いますが、本当に戦争ファックオフ、ナチスファックオフですよ。

――AZNを今回リリースするにあたって、なんとか分かりやすく紹介する言葉を探していたのですが、シンプルな楽曲、心地い良いビート、誰にでもわかる言葉、反逆・反骨のメッセージ、僕はそのまんま"REBEL BEAT PUNK ROCK"と書きましたが、実際自分たちではAZNのことどう思ってるんですか?

知典:うーん、そういうのは、特に考えてないな。AZNをやるときにシンプルに自分のやりたいことをやろうと思っててさ。なんか自分の根底にある物をメッセージにしてもサウンドにしてもシンプルにそのまんま直に出すようなことをやろうと思って。だから例えばサウンドに関してはBEAT ROCKとかそういう風に感じるんであればそれは、俺が10代の頃に好きで聴いてたのがそういうのだから、そういうのが出てるのかもしれないしね。さらに言えばAZNではギター弾きながら歌ってるしょ、今までずっとギターを持ってなかったからさ、だからやれることしかやれないのさ、自分のスキル含め。だから必然的にシンプルな物になっちゃったわけさ。

――バンドに対しての姿勢というか、指針的な部分は?

知典:まあ単純にPUNK。反骨だね、世の中に対する怒りとか嘆きとか。ユーモアを持って世の中をおちょくっていきたいみたいな。バンドに対する姿勢は今も昔も変わらないかな。

――AZNはCHAOTIXとは違い日本語詞ですが、日本語で歌うバンドをやりたいというのはあったんですか?

知典:うん、それはあった。やっぱりシンプルに伝わるし思ったことをそのまんま表現できるし。

――今回のジャケットのデザインやこれまでのフライヤー、グッズなどのデザインもそうですが、"イイいものはイイ"という和洋折衷どころじゃない無国籍感がありながらも、根底にどっしり"和"があるように感じます。もちろん同じくらい根底に"反骨”と"PUNK"もあるんですけれど。

たか志:AZNのサウンドやバンド自体のイメージを表現しようと思って、"和"と"PUNK"のイメージを分かりやすく出したというか。

――好きなものは好きって感じでいいですね。そういえば前にPVを作るとしたらどんなのがいいだろうかというイメージの話をしてて、『AKIRA』の世界観というか、"NEW WAVE"というか、"近未来"とか、そういう話もしてましたよね。

知典:PVのイメージはあれから二転三転してんだけどね(笑)。 なんていうんだろう、『ブレードランナー』とかもそうだけど、"未来"と"和"を融合したような独特な"未来観"ってあるじゃん、"勘違いした東洋の雰囲気"みたいな。『AKIRA』とかもそうだけどさ、訳の分からない漢字の看板があったり。ただ、ああいう変な未来的な雰囲気が好きってだけだね。

――"和"と"PUNK"の融合、"和の未来観"ときて、トモ兄(知典)とたか志くんの前二人は"カンフー服"を着てますもんね。

たか志:あれは井上さん(LOW CARD DE LA MORTE)にもらってからずっと愛用してて、ライヴでも着たりするけど、特に揃えてどうってのはないかな、でもおれらみたいなサウンドでカンフー服着てたらそれこそ兄貴が言ったような独特な雰囲気は出るのかもね。

――生ちゃん(おいちゃん/生山ポロイ)は一人鉢巻きに鯉口シャツというバリバリ"和"な恰好でやったり、本当に無国籍感極まりないです。とにかくAZNと似たようなバンドはもちろん、似たような格好の人とかもいないですよね。ほんと、なんて紹介したらいいかわかんないんすよね。

知典:そうだよね。自分らもAZNをはじめた時にさ、『どんなバンドやるの?』って聞かれてさ、もう決まって『PUNKだわ』って言ってたもん。だから、当然速いのを期待してる人もいっぱいいたし。

――CHAOTIXが念頭にあってAZNを聴いたらそりゃ全然違いますもんね。

知典:そうそう。

――AZNの曲に怒りや反骨のパワーももちろん感じますけど、よりPUNKのやさしい部分、あたたかい部分が、シンプルさも相まってより強く強調されてる気がします。聴く人たちにもう一歩を踏ませる力と言いますか、背中を押す力と言いますか、そんなこと、考えてないですか?

知典:特にそういうつもりはないんだけど、自分でいっぱいいっぱいだから(笑)。 でも今まで自分がPUNKって物に心動かされたり背中を押されたり、ってのはあったからさ、そう感じてくれるなら有り難いよね。やっぱさ、反逆していくのに……反逆していくのにってなんかおっかねぇな(笑)。やっぱ、人としてさ、思いやりを持って反逆していきたいなと思ってる。ただ文句を言ったり怒りをぶつけるだけじゃなくてさ。

――昨年12月に自主リリースしたdemo音源『Yoroshiku』は300枚プレスだったのですが、もう手持ちは無く店頭に残っているのみとのことですが、まず、プレス枚数が少なくないすか? リリース後の反響とかってどうでしたか?

知典:まぁそんなもんかなぁと思って。特になんも考えてなかったね、枚数は。リリースして新しく俺らのことに興味を示してくれる人はできたから、また新しい繋がりはできたよね。

――AZNの結成は正確にはいつ頃なんですか?

知典:初ライヴは去年の7月で、AZNとしてやり始めたのはその前の年の年末かな。

――ということは2014年12月に結成なんですね。

知典:CHAOTIXの最後のライヴが9月で、最後のライヴの次の月からスタジオに入り始めたもんね。

――あ、そんなにすぐに始まってたんですね。

知典:そうだね。俺はもう、すぐにやろうと思ってたね。

――トモ兄からみんなを誘った感じですか?

知典:まぁ、そうだね。最初はたか志と二人でスタジオに入ってたから。

――そこに生ちゃんが加入したと。

知典:そう。『頼むから入れてくれ!』って頭下げてきたから(笑)。
生山:俺はヘルパーで入って、正式メンバーって言われたことないから。

――今も?

生山:うん、ヘルパー。んで、『そろそろクビだよ』みたいなのも、いつもあるから。

――やっと喋ったと思ったらそんな話(笑)。

知典&たか志:ハハハ(笑)。

――もうインタビュー始まってからだいぶ経ってますよ。

知典:でもまぁ、その首の皮が厚いわ(笑)。 たか志は言わんでも察してくれるというか、わかってくれるというか、いいように使えるし。

――でた、兄弟の関係(笑)。三男坊は大変ですね(知典とたか志は三人兄弟の次男と三男)。ちなみに長男のお兄ちゃんが入るってのはなかったんですか?

知典&たか志:ないない(笑)。

――先日comixのラストライヴの時にこまっちゃん(ex_CHAOTIX, and more...)とユンボ(TERMINAL SCUM EXECUTION, ex_ABSURD SOCIETY,CAHOTIX, and more...)にも久しぶりに会えて元気そうな顔を拝めましたけど、CHAOTIXはまたいつかやってくれたりするんすか?

知典:今はぜんぜん考えてないな。
たか志:ユンボもバンドやってるし、こまっちゃんもそろそろやり始めるようなこと言ってたしね。こまっちゃんと話してて、よくこまっちゃんが『CHAOTIXはバンドっていうかファミリーみたいなもんでしょ』って言っててさ、そうだなって、バンドが無くなったとしても、すべてが無くなったわけじゃないからさ。

 

――10月8日に東京で、そして11月3日に札幌でレコ初をすることになりました。残念ながら10月8日にはレコードは間に合わないのですが、東京編は久しぶりに人間堂で企画をします。

知典:最高だね、人間堂らしい感じで。

――札幌でのレコ初はコータくん(comix)のアトリエ“灯幻郷”でTHE人生ズと2マンでやるとのことですが。

たか志:THE人生ズは、むかしcomixでもギターを弾いてたこともあるダイサクってギタリストがいて、そのダイサクが"まちかど荘"っていう場所で障がい者と一緒に生活をしてて、そこで暮らしてる中で音楽を一緒にやって結成されたバンドなんだけど。

――そういうバンドなんですね、まだちゃんと生で観たことがないのですが。

たか志:とにかく最高なバンドで、最初音源を聴いてそれがめちゃくちゃ良くって、ライヴ観て更にやられてね、そのバンドと2バンドでやろうかなと思ってて、あとコータくんの旅灯展も一緒にやってもらおうと思ってて、ちょうどコータくんのアトリエがやっと名前が決まっていろいろやってくみたいだから、今回はそこでやってみようかなと思って。で灯幻郷主催の“おけら市“っていう色々催される市も企画の前にあるんだよね。

――年内レコ発はその2つですが、来年はまたこの音源を持ってどこか行けそうですかね?

知典:長いツアーはちょっと難しいかもしれないけど、週末とかはどんどんいろんなところに行きたいよね。

――ライヴしに行きたいところってありますか?

知典:各地の仲間のもとに(笑) 。四日市のVONDO(POVLACION)とかはずっと何年も前から声掛けてくれてたから行きたいな。あと、沖縄も行ってみたい! プライベートでも沖縄に行ったことがないもん。いろんなバンドとやりたいね、知らないバンドともやりたいし、今まで繋がってたバンドともやりたいし。あ、199Xとやりたい。

――ははは、そうですね。いろんなところに一緒に行きましょう! ではおいちゃん、最後、締めてもらっていいですか?

生山:兎にも角にも自由に、楽しくやらせてもらうぜ!と。エンジョイレジスタンスだね!
知典:100点!(笑)
 

▼東京レコ発イベント
NINGEN-DO presents
"JUNK POT #002"
2016.10.8(SAT)@中野moonstep
OPEN / START 18:00
DOOR ONLY ¥2000+1DRINK
UNDER 18→NO CHARGE!! DRINK ONLY!!
※12歳以下入場不可
AZN from SAPPORO
THEクルマ from OSAKA
SYAS from KOBE
199X from KOBE
CHEERIO 
NEIGHBORS

蜂(STAGNATION)Collage Art Exhibition
 
▼札幌レコ発イベント
AZN企画
"ガイコツ" 其ノ一
AZN 『勝手だね/風まかせ』7inch Single レコ発
 
11.3 THU (祝) OPEN 15:00 
無料@ 灯幻郷
 
Live
THE 人生ズ
AZN
 
Exhibition
宮本コータ  旅灯展
 
food&drink
灯幻郷
 
灯幻郷 
厚別区厚別中央3条1丁目11-25(12号線沿い・丸越家具となり)
(地下鉄東西線・大谷地駅より徒歩7分)
※灯幻郷に駐車場はありません。
 
info
azn.club.jp@gmail.com

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